- ルネスタとデエビゴの違いは?
- 今飲んでいる睡眠薬を切り替えたい
ルネスタ(エスゾピクロン)とデエビゴ(レンボレキサント)は、どちらも不眠症治療薬として広く用いられています。
効果や副作用などに違いがあるのか、今飲んでいる薬を切り替えたり併用したりできるのか、気になっている方も多いでしょう。
本記事では、ルネスタとデエビゴを5つの項目別に比較しました。
2つの薬の違いを知った上で、医師の診察を受けて適切な薬を処方してもらうのがおすすめです。
病院に通う時間がない方はオンラインクリニックを利用すると、自宅にいながら自分の睡眠トラブルや求める効果に合った薬の処方を受けられるので検討してみましょう。
ルネスタ(エスゾピクロン)とデエビゴ(レンボレキサント)の違いを一覧で比較
ルネスタとデエビゴはどちらも不眠症の治療薬で、入眠改善などを目的に処方されます。
それぞれの違いを一覧表で比較しました。
比較項目 | ルネスタ (エスゾピクロン) | デエビゴ (レンボレキサント) |
---|---|---|
効果 | 不安や緊張を和らげ寝つきをよくする | 覚醒を促す物質の働きをおさえる |
強さ(用量) | 中程度 1mg/2mg/3mg | 中程度 2.5mg/5mg/10mg |
効果の長さ | 短時間 | 長時間 |
副作用 | もうろう状態、傾眠、注意力障害 | 傾眠、頭痛、悪夢 |
依存性 | 低め | ほぼない |
ルネスタとデエビゴは、不眠症治療薬の初めての1錠として処方されることが多く、リスミーやサイレースほどは強くありません。
ドラッグストアなどで市販されおらず、どちらも処方箋が必要な医療用医薬品です。
デエビゴよりルネスタの方がやや副作用や依存性が高めですが、入眠を促す作用があるため、効果を実感しやすいと言われています。
デエビゴは長時間型のため効果が持続しやすいものの、翌朝に眠気が残る人もいることに要注意です。
ただ、どちらが良く効くのか、副作用が起こりにくいのかは、不眠の種類や原因、体質によって個人差があります。
適切な薬を服用できるよう、医師の診察を受けた上で薬を処方してもらいましょう。
※DMMオンラインクリニックはオンライン診療のプラットフォームサービスです。診療は提携先医療機関が行っています。公的医療保険が適用されない自費診療です。
ルネスタとデエビゴの違いを5つの項目別に比較
ルネスタとデエビゴの違いについて、項目別に比較します。
順番に見ていきましょう。
ルネスタとデエビゴの効果
種類 | 効果 |
---|---|
ルネスタ | 不安や緊張を和らげ寝つきをよくする |
デエビゴ | 覚醒を促す物質の働きをおさえる |
ルネスタとデエビゴは、どちらも「寝つきが悪い」「熟睡できない」などの不眠症状を改善する薬です。
ルネスタの有効成分はエスゾピクロンで、不安や緊張を和らげて寝つきをよくする作用があります。
一方のデエビゴの一般名はレンボレキサントで、覚醒を促す物質の働きをおさえて眠気を誘う成分です。
2つを比較すると、デエビゴの方が自然な眠りに近い薬で、ルネスタは入眠を促してくれてより早く効果を感じる人もいます。
ただ、薬の作用には個人差が大きいので、どちらが効くとは一概には言い切れません。
ルネスタとデエビゴの強さ(用量)
種類 | 強さ(用量) |
---|---|
ルネスタ | 中程度 1mg/2mg/3mg |
デエビゴ | 中程度 2.5mg/5mg/10mg |
ルネスタとデエビゴの強さは、どちらも中程度と言われています。
市販の睡眠薬よりは強いですが、医薬品の中では効果が比較的ゆるやかで、初めての睡眠薬として処方されることが多いです。
デエビゴは自然と眠くなる薬、ルネスタは入眠を促す作用がある薬のため、2つを比較するとルネスタの方が効果を実感しやすい方もいるでしょう。
ルネスタとデエビゴはどちらも用量によって3種類の薬があり、量を増やすほど効果や副作用は強くなります。
増減ができるため、効果の感じ方によっては医師と相談の上で量の調整をしましょう。
ルネスタとデエビゴの効果の長さ
種類 | 効果の長さ |
---|---|
ルネスタ | 短時間 |
デエビゴ | 長時間 |
ルネスタは短時間型、デエビゴは長時間型の睡眠薬という違いがあります。
短時間型のルネスタは、寝ている途中に目が覚める途中覚醒には不向きですが、翌朝に眠気を持ち越しにくいのがメリットです。
逆にデエビゴは長時間型なので、夜中に目が覚めてしまう方におすすめです。
長時間型は翌日にウトウトしやすいため、車の運転や危険な作業は避けてください。
ルネスタとデエビゴの副作用
種類 | 副作用 |
---|---|
ルネスタ | もうろう状態、傾眠、注意力障害 |
デエビゴ | 傾眠、頭痛、悪夢 |
ルネスタとデエビゴはどちらも副作用のリスクがあります。
医療用医薬品の睡眠薬の中では、比較的リスクは小さいと言われているものの軽視はできません。
重大な副作用の可能性が示されているのはルネスタで、蕁麻疹やもうろう状態などが起きた場合は服用を中止して医師の判断を仰ぎましょう。
デエビゴの副作用は眠気が翌日に残る傾眠が多く、起こる頻度は10%程度と言われています。
また、悪夢を見る可能性もありますが、1~3%とそれほど頻度は高くありません。
副作用の有無や強さは体質などによって個人差があるため、注意して経過を観察しましょう。
ルネスタとデエビゴの依存性
種類 | 依存性 |
---|---|
ルネスタ | 低め |
デエビゴ | ほぼない |
ルネスタとデエビゴの違いは、依存性の起こりやすさも挙げられます。
睡眠薬は依存性があるものが多い中で、デエビゴはほとんどないため離脱症状などをあまり心配する必要がありません。
一方のルネスタは飲み続けると薬物依存が起きことがあるため、使用期間には注意が必要です。
急に薬を止めたり減らしたりすると離脱症状の可能性があるので、医師と相談しつつ少しずつ量を減らすなど慎重に判断しましょう。
ルネスタとデエビゴは併用できる?
ルネスタとデエビゴの併用は、医師による慎重な判断が必要です。
医薬品データベースのKEGG MEDICUSでそれぞれを調べると、併用できない薬として名前は挙がっていません。
ただ、ルネスタとデエビゴを併用することで、作用の増大や副作用のリスクが高くなる可能性があります。
自己判断での併用は絶対に避け、今の睡眠薬の種類や用量で効果が得られない場合は医師に相談しましょう。
ルネスタとデエビゴを切り替える例
ルネスタとデエビゴは、どちらも切り替えができます。
急に薬を変えると離脱症状やイライラが起こることもあるので、医師の慎重な判断が必要です。
切り替えを検討する3つの例を見てみましょう。
ルネスタまたはデエビゴが効かない
ルネスタまたはデエビゴを飲んでいて、不眠症があまり改善されない場合、薬が合っていないか量が少ない可能性があります。
薬を変えることで症状が改善する可能性があるため、切り替えを検討できます。
「どれぐらいの期間飲んでいるか」「症状に変化はあったか」などを踏まえた上で、切り替えではなく用量を増やすケースや他の薬との併用を勧められることもあるでしょう。
ルネスタを飲んでいて夜中に目覚める
ルネスタを飲んでいて夜中に目が覚める理由は、短時間型の睡眠薬だからです。
長時間型のデエビゴに切り替えると途中覚醒が起こりにくくなる可能性があります。
ルネスタを飲み続けている場合、急にやめると離脱症状が生じることがあるため、切り替えには慎重な判断が大切です。
デエビゴを飲んでいて朝が眠い
デエビゴは長時間型の睡眠薬のため、翌朝に眠気が残ったり傾眠が起こることがあります。
生活に支障が出る場合はデエビゴの用量を減らしたり、短時間型のルネスタへの切り替えの検討が可能です。
ルネスタとデエビゴで悩んだらオンラインクリニックで相談
ルネスタとデエビゴは成分や作用が異なるので、どちらが良いか迷ったら医師に相談しましょう。
不眠の種類や原因、体質、生活習慣などによって、「どちらの薬が適しているのか」「薬を切り替えるべきなのか」は個人差があります。
通院する時間が取れない方には、オンラインクリニックがおすすめです。

DMMオンラインクリニックの特徴は、以下のとおりです。
- 診察料が無料
- 1週間分のお試しプランがある
- 症状に合った薬を処方してもらえる
- 24時間のオンライン診療で対応がスピーディー
- 土日祝も診察が可能
- 定期便は料金がお得
DMMオンラインクリニックは、ルネスタのジェネリックとデエビゴのどちらも取り扱いがあります。
1週間分のお試しプランがあるので、薬が合うか心配な方も少量から始められるのは安心でしょう。
処方された薬で不眠症が改善されれば、1ヶ月ごとの定期便に切り替えると料金がお得です。
24時間オンライン診療を受けられるので、まずは診療予約をしてみてくださいね。
※DMMオンラインクリニックはオンライン診療のプラットフォームサービスです。診療は提携先医療機関が行っています。公的医療保険が適用されない自費診療です。
ルネスタとデエビゴの違いについてまとめ
ルネスタとデエビゴの違いについて、最後に一覧で見てみましょう。
比較項目 | ルネスタ (エスゾピクロン) | デエビゴ (レンボレキサント) |
---|---|---|
効果 | 不安や緊張を和らげ寝つきをよくする | 覚醒を促す物質の働きをおさえる |
強さ(用量) | 中程度 1mg/2mg/3mg | 中程度 2.5mg/5mg/10mg |
効果の長さ | 短時間 | 長時間 |
副作用 | もうろう状態、傾眠、注意力障害 | 傾眠、頭痛、悪夢 |
依存性 | 低め | ほぼない |
ルネスタは、不安や緊張を和らげる作用があり、効果の長さは短時間です。
一方のデエビゴは、自然な眠りを誘い、効果は長い時間持続します。
ルネスタとデエビゴは、睡眠トラブルや体質によって効果の現れ方に個人差があり、起こりうる副作用も違います。
医師から適切な薬の処方を受け、不眠症を改善して心地良い眠りを手に入れましょう。